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MD1100>IIR/FIRチャンネルデバイダ

チャンネルデバイダとは?
チャンネル・デバイダーはクロス・オーバーとも言い、ハイエンドオーデイオの極みマルチアンプシステムを実現する上で中核となるプロセスで、音楽信号を各スピーカー・ユニット毎に最適な帯域で分割してシステムを個々にドライブさせます。今までのアナログによるチャンネル・デバイダーでは、ドライブするスピーカーの振動部(音を発生させる部分)はスピーカーユニットごとに物理的な前後距離差が発生してしまうため同時にスピーカに音声信号がドライブされても、リスナーの耳に音が到達する時間に差が生じてしまいます。しかし、MD1100によるデジタル・チャンネル・デバイダーはタイムアライメント補正機能を装備していますので、あらかじめスピーカの位置を設定しておくことでデジタル信号処理の段階で、音声信号を時間的に遅延させることによりスピーカー位置の誤差を補正できます。本チャンネル・デバイダーは2Wayですが、MD1100を複数使用することにより3Way、4Way、5Way以上とシステムに合わせた拡張が可能です。 デジタル信号処理によるフィルター形式は大きく分けてIIR型とFIR型があり、MD1100は幅広い用途に対応するためこの両方のフィルター形式を用いたチャンネル・デバイダーソフト2種類を付属させました。IIR型(Infinite・Impulse・Response:無限インパルス応答)は従来の一般的なアナログフィルターと動作的にはほぼ同じで定減衰特性(例えば-12dB/oct)を持っています。付属ソフトには減衰特性の異なるButterworth、Bessel、Linkwitz Rileyの3種類が用意されています。またFIR型(Finite・Impulse・Response:有限インパルス応答)は従来のアナログフィルタでは近似的にしか実現できなかったリニアフェーズ(定遅延)特性が実現できるという最大の利点があります。リニアフェーズとは、位相特性がどの周波数に対しも直線になる特性です。つまり、全ての周波数成分が同じ時間だけ遅延するので、波形が乱れることなく忠実な波形の再現が可能となります。フィルター処理においての位相遅れを気にすることなくシステムの調整が行えます。従来のアナログフィルターはコイル、コンデンサ、抵抗、オペアンプ等の部品によりフィルターを構成しているため、カットオフ周波数や特性等を変化させるには、部品の値を可変させるため回路規模も大きくなり、また部品自体のバラツキや経年変化が特性の変化に直接影響しましたが、MD1100は完全なデジタル信号処理によりフィルターを実現させるため使用する環境や年月に影響せず極めてノイズの少ない信号処理をおこない、各スピーカーユニットの性能を最大限に引き出しきめ細かい立体感のある音場を再現します。



仕様
IIRチャンネル・デバイダー
 クロスオーバー周波数  40〜16KHz(1/12 Octステップ)
 サンプリング周波数  44.1KHz、48KHz
 フィルター特性  Bessel、Butterworth、Linkwitz Riley
 減衰スロープ特性  -12dB/Oct、-24dB/Oct
 スピーカー位置補正距離  HPF-LPF間 -100cm〜100cm
 位相  正/逆 切替
 ファイル  設定ファイルの保存、読出し
FIRチャンネル・デバイダー
 クロスオーバー周波数  200※、350、500、750、1K、1.5K、2K、2.8K、4K、5K、6.5K、8KHz
 サンプリング周波数  44.1K/48KHz
 スピーカー位置補正距離  HPF-LPF間 -100cm〜100cm
 ファイル  設定ファイルの保存、読出し
※注意:サンプリング周波数が48KHzでのクロスオーバー周波数200Hzの使用はできません。


操作画面
IIRチャンネルデバイダ画面
IIRチャンネルデバイダ
FIRチャンネルデバイダ画面
FIRチャンネルデバイダ


入出力にOPTICAL/COACIAL端子を搭載
IIR
IIR Bessel
IIR
IIR Butterworth


接続例2
▲Fs=44.1KHz Fc=200Hz
▲Fs=44.1KHz Fc=350Hz
▲Fs=44.1KHz Fc=500Hz
▲Fs=44.1KHz Fc=750Hz
▲Fs=44.1KHz Fc=1KHz
▲Fs=44.1KHz Fc=1.5kHz
▲Fs=44.1KHz Fc=2kHz
▲Fs=44.1KHz Fc=2.8kHz
▲Fs=44.1KHz Fc=4kHz
▲Fs=44.1KHz Fc=5kHz
▲Fs=44.1KHz Fc=6.5kHz
▲Fs=44.1KHz Fc=8kHz
▲LIN1
▲LIN2
▲LIN3
▲LIN4

接続例2
波形合成の目的:チャンネルデバイダーにより分割された低域と高域の波形を再び合成し観測することによりフィルターが波形に及ぼす影響を観測します。 IIR型とFIR型でIIR型はベッセルとバタワースの2種類、合計3種類のフィルターの違いを観測し比較します。
測定用接続図

入力波形
入力波形
Bessel-24dB/Oct波形AB
IIR Bessel-24dB/Oct波形AB
Bessel-24dB/Oct波形合成
IIR Bessel-24dB/Oct波形合成
     
Butterworth-24dB/Oct波形AB
IIR Butterworth-24dB/Oct波形AB
Butterworth-24dB/Oct波形合成
IIR Butterworth-24dB/Oct波形合成
FIR波形AB
FIR 波形AB
FIR波形合成
FIR 波形合成

接続例
MD1100接続図

タイムアライメント補正
タイムアラインメント1
タイムアライメントの設定で高域ユニット位置を-15cmにすることで地点(リスニング位置)での遅延が一致します。
タイムアラインメント2
タイムアライメントの設定で高域ユニット位置を+20cmにすることで地点(リスニング位置)での遅延が一致します。

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