Dクラス出力段の音質は電源で決まるといっても過言ではありません。今回新たにDクラス・アンプ用に特別に開発したスイッチング電源回路により今までにない高音質の 電源を作り上げました。また電源出力にはオーディオ用大容量電解コンデンサを投入しました。電源部もアンプ部同様にグランドを含めて各チャンネルを完全に独立させています。

アンプ基板

上半分はLch、下半分はRchです。GNDも含め回路が完全に分かれています（デュアル・モノ設計）。

左：今回使用の出力用トロイダル・コイル(ノイズの放射が少ない)外径約35mm コア素材　鉄カーボニル・ダスト (歪が少なくインダクタンス値が安定している)

写真右：参考として通常100W級のDクラスアンプに使用される低歪品と呼ばれているコイル(フェライトコア) 大きさ横15mm×奥行き17mm×高さ17mm




増幅段にはIR社*のD級ゲート駆動IC及び超低ON抵抗Power MOS FETを採用しています。
ガラスエポキシ4層基板（内層70μ箔、外層35μ箔）を採用。
シャーシーなどに制振材による不要な固有振動の防止を施しています。
IR社* インターナショナル・レクティファイアー（IR）・ジャパン株式会社

電源基板

上半分はLch用±電源部、下半分はRch用±電源部です。GNDも含め回路が完全に分かれています（デュアル・モノ設計）。

Dクラス・アンプ用に新規に開発したスイッチング電源回路により今までにない高音質の電源を設計しました。
電源出力にはオーディオ用の大容量電解コンデンサを投入しました。
2次側整流回路には応答特性に優れる超高速ファストリカバリー・ダイオードを採用しています。